でき太レボリューション

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「5つの自分で」その5

自分で片付けの意味

「5つの自分で」の「自分で片付け」には、子どもに整理整頓を心がけさせる目的があります。
私たちのこれまでの教育実践でいえることは、学習するプリントや参考書等の管理がしっかりできているお子さんは、「できる子」になっているということです。

学習するプリント類などがしっかり片付けられ、整理整頓されているお子さんは、不思議と学習した内容もきちんと頭の中で整理されています。

なぜこのようなことが言えると思いますか?

それは、私たちの内面世界と外部世界がリンクしているからです。
勉強し終えたプリントや学習道具などの外部世界をきちんと整理すると、私たちの内面世界である頭の中も、それと連動する形で整理整頓されていきます。
ですから、「自分で片付け」をさせた方が学習した内容が深く定着しやすく、学習成果がしっかり出るのです。

逆に、学習するプリント類などを紛失したり、忘れ物も多く、えんぴつや消しゴムなどをよくなくすお子さんは、たいてい頭の中もごちゃごちゃな状態になっています。
そういうお子さんは、学習した内容が頭の中でしっかり整理されておらず、ゴチャゴチャな状態になっていますから、「あれ、こんなこと学習したっけ?」というように、学習した内容が定着しづらくなります。
ですから、こういうお子さんは、勉強するわりには学習成果が上がらないのです。

「自分で片付け」ということも、一見大した問題ではないように思えるのですが、この点をしっかり“しつけ”をしていけば、学習すれば確実に学習効果が得られる「土台」を身につけていくことができるのです。